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コロナ禍後の不調がなぜ治らない

不調を感じながら、病院では検査しても「異常が発見されなかったり」、「異常があっても治療法が無い」などの理由で、「年だから仕方がない」「死ぬまでこの不調と付き合っていくしかない」とあきらめている人は多いと思います。

 

この様な事情から最近の調査では、体調不良を抱えていても、約6割近くの人が病院には通院しないというデータがあるそうです。

 

それらの人の中には「整体」「マッサージ」、「オステオパシー」、人によっては「氣功」、「漢方」といった代替療法を選んでいる人も少なくありません。

 

こうなった理由は、日本が明治時代に入ってから目に見える「肉体」の治療が主体である「西洋医学」を積極的に取り入れ、現代医療が日本の医療の中心となり、それまでのあった「東洋醫學」を蔑ろにしてきてしまったからです。

 

西洋医学の発達のおかげで目に見える形での肉体」の病気が減ったものの、東洋医学が得意とする「氣(生命エネルギー)」の流れの以上で起こる病気が目立ってきたのではないかと私は考えます。

 

「氣(生命エネルギー)」が原因の不調は「西洋医学」の治療法では「効果が得にくい」もしくは「全く効果がない」ため、代替療法を求める人が増えたように見えるのだと私は考えています。 

私自身、歯科医として開業してわずか5年も経たないうちに閉院を考えるほど「原因不明の体調不良」に襲われた経験をしました。

 

普段から診療の後になると「首と肩」がパンパンに張り、このコリはきっと運動不足のせいだと信じて、テニススクールに通っていました。
しかし、ナイターでドロップショットを取ろうと急な動きをした瞬間に、太ももに激痛が走り、歩くことすらままならなくなったのです。


それまで、マッサージは受けたことがあったのですが、やむなく、整体や鍼灸をさがして、「鍼灸柔術師」の免許を持つ先生のもとに伺いました。
その先生は目には見えない「気」をとても大切にしていて、身体の経絡に「気」を流すことで身体を整えてくれました。

 体の状態はかなり悪いといわれました。

 

確かに病気ではなかったですが、体の疲れは抜けないし、コリが取れず、どうしたものかと悩んでいましたが、不思議なことにこれほど体調が悪いのに、病院の検査では異常が見つかることはありませんでした。

 その時から、「氣」という目には見えないが、体にも大きな影響を及ぼしているエネルギーの存在を知るようになったわけです。

 

「氣」を扱うことができる氣功師の先生に治療をしてもらうと驚くほど背中が軽くなり、体調が変化したことに驚きました。それ以来、人間の生命エネルギーである「氣」というものを探究するようになったのです。

私はこれからは医療に従事する人も、西洋医学一辺倒の考え方だけにこだわらず、生命エネルギーである「氣」という考え方を取り入れた治療法を積極的に活用してゆくべきだと感がています。