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ファミレスのお茶で健康づくり①

最近ではファミリーレストランでもドリンクバーのお茶が豊富にそろっています。

 

私もたまにファミリーレストランに行きますが、そこでは自分の健康状態を見ながらいろいろなお茶をブレンドして健康茶を作っています。

 

漢方薬も、もともとはいろいろな効能のある植物の葉や根、花などをブレンドして、体の状態を整えるよう処方したもので、薬になっていますが、普通にお茶をブレンドするだけでも十分体の調子を整えてくれますから、飲み放題であればやらないほうが勿体ないです。

 

例えばアールグレーティー、これはよく見かける紅茶ですが、実はお茶はいろいろな産地を混ぜてあることが多く、一番の特徴はベルガモットという柑橘系の香りをつけたフレーバーティーであることです。

 

柑橘類は一体身体にどんな効果があるかといえば、漢方薬で有名なのは「陳皮」と言って夏ミカンなどの皮を干して、細かくしたもので、「胃もたれを抑えたり」、「吐き気を抑えたり」、「消化機能を促進したり」といった中医学で言う「胃と脾」を整える薬として使われます。

 

また、柑橘類は「気」の流れをよくするため、結果的に「血」の巡りもよくなるため、中医学でいう「肝」の機能を整えてくれます。

「肝」に問題が起こると「イライラする」、「気分が沈む」、「頭がのぼせる」といった気分のトラブルや原因不明の不調を引き起こすことがあるので、このような症状が起こりやすい人にはお勧めです。

 

漢方薬は必ず熱くして、有効成分を煮だして飲みます。ですから、このようなお茶を飲むときも、熱ーいお湯でしっかり色が出るまで待ってから、飲みましょう。冷えてしまうと体にとっては逆効果になるので、くれぐれも冷えたものは飲まず、冷えてしまって勿体ないと思うのであればお湯を足して暖かくしてから飲みましょう。